「抗酸化ビタミンは効果が無い」


---------------------------------------------------------
「抗酸化ビタミンは効果が無い。
 しかもβカロテンの服用で死亡率は上昇」
「ビタミンEの服用は
 冠動脈疾患による死亡率を低下させる効果は無い」
----------------------------------------------(海外論文)

βカロテンは野菜などに多く含まれ、
「体に悪いと言われる活性酸素の働きを防止する」という理論が
ダイエットや健康産業でのお決まりの能書きとなっています。

今回の海外論文は
冠動脈疾患の危険群ビタミンAの前駆体であるβカロテンを投与した
各国の研究論文の対象者13万人について死亡率を算出すると、
投与群の方が死亡率が高かったというものです。

同時に抗酸化物質と言われているビタミンEを投与した群でも
服用しない群と比較して、死亡率に差は無かったという結果です。

この研究は、健康な人にこれらの物質を与えたデータではないので
健常人に対する死亡率については言及していません。

Use of antioxidant vitamins for the prevention of cardiovascular
disease: meta-analysis of randomised trials
Department of Cardiovascular Medicine, Cleveland Clinic Foundation
Vivekananthan MD et.al Lancet 2003; 361: 2017-2023.

βカロテンを飲んだ方が死亡率が高く
ビタミンEを飲んでも死亡率に差が無いという事実は、
深刻に受け止めるべきではないでしょうか。

この報告からすると
「飲まない方が良かった」
ということになります。

確かにダイエット及び健康食品には
「飲まない方が良かった」
「やらなければ良かった」
という事例も多いですし、危険な健康食品も増加しているのが現状です。

抗酸化物質という言葉は「健康になる」ようなニュアンスを
我々に与えますが、皆さんはこの報告を目の当たりにして
安全という感想をお持ちになるでしょうか?

「活性酸素」や「抗酸化物質」などのキャッチコピーは目に余ります。

健康食品ブームに対しての自己責任や最低限の知識が
ますます重要な時代となったようです。

注)
βカロテンは、以前にβカロチンと言われていましたが、
現在はβカロテンと呼ぶのが正しい表記です。

●サイト内関連ページ


「ダイエット薬・サプリメント」メニュー


ダイエットの副作用・・・・柑皮症


サプリメントは良くない?