「寝る前に食べると太るというのは伝説?」


平成16年8月7日の毎日新聞掲載記事ですので、
ご覧になった方も多いかと思います。

米国の大規模調査で、朝食を食べている人の方が
肥満者が少ないというものです。

この朝食の記事のあとには、米国における
サルの実験報告についても記載されています。

サルに夜食事を与えても、そうでなくても体重に変化は無かったために
夜食事をすると肥満しやすいということは無く、
寝る前に食べると太るというのは伝説であると述べています。

本当にそうなのでしょうか?

肥満者におけるアンケート調査は、各国で無数に行われています。
肥満者が夜間に多くのカロリーを摂取していることは、
こうした統計からも明らかです。
夜、高カロリーを摂取するという習慣が、肥満に結びついている
可能性が大きいことは周知の事実です。

最近では夜過食すると肥満しやすいという統計を裏付ける
体内時計BMAL1やさまざまな物質やホルモンの関与も
次第に明らかになってきました。

このサルの実験の記事では、一日の総摂取カロリーが大事で、
いつ食べるかは問題ではないと述べています。
一日3回の食習慣に対応して進化してきた人間と
サルを比較してしまうことには無理があると考えるのは
私だけでしょうか?
まず、短期間の実験で異種の動物実験であることを理解しなくては
なりません。

少なくとも肥満が「生活習慣病」であることを理解すれば、総カロリーだけ
適切ならば夜過食しても大丈夫ということにはならないでしょう。
そこにはさまざまな社会的、精神的な背景もあります。

一日3食をなるべく均等に摂取することが、ダイエットの第一歩
であることは多くの統計や報告が示しています。

こうした実験報告は数多く発表されますが、人間における夜間の過食が
肥満につながることを否定できるものは、今のところありません。

こうした記事は、こういう実験もあるという事を認識するに留めるべきで、
みなさんがダイエットで実践して良いものとは言えそうにありません。

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