「内臓脂肪蓄積型肥満者の傾向」


今回は「総合臨床」に掲載された人間ドック受診者の
肥満者に対する調査報告をご紹介します。

この調査は男性に対して行われ
1)内臓脂肪蓄積肥満者
2)内臓脂肪蓄積非肥満者
3)内臓脂肪正常肥満者
の3つに分けて、それぞれの生活習慣を調査したものです。

1)「内臓脂肪蓄積肥満者」
内臓脂肪が蓄積し、体型的にも肥満したグループです。

このグループでは
「アイスクリームを好む」
「1回の食事時間が30分以上」
と回答した人が突出して多く、次いで
「自動車で通勤する」
「喫煙」
「食事は満足するまで食べる」
と続いています。

「徒歩、自転車通勤」「日常やや重いまたは重労作」の割合も
他のグループより少なくなっています。

2)内臓脂肪蓄積非肥満者
体型的には肥満していないが内臓脂肪が蓄積しているグループです。

このグループでは
「緑黄色野菜が嫌い」
が第一位となっています。
「食事は満足するまで」「アイスクリームを好む」がこれに続きます。

3)「内臓脂肪正常肥満者」
体型的に肥満しているが内臓脂肪が蓄積していないグループです。

このグループは「日常やや重い、重労作」をする割合が高いことと
他のグループよりも「徒歩、自転車通勤」が多いのが特徴です。
このグループでも「アイスクリームを好む」率が第一位になっています。

続いて「間食をよくする」「1回の食事時間が30分以上」
となっています。

日常的に体は良く使うために内臓脂肪は蓄積していないと
いう理由からでしょうが、食習慣によって肥満になっていると
考えられます。

以上のような調査から、内臓脂肪型肥満になりやすい人の習慣として

1)1回の食事時間が30分以上
2)食事を満足するまで食べる
3)間食を良くする
4)緑黄色野菜を好まない
5)スナック菓子、アイスクリームを好む
6)自動車を良く使う
7)喫煙

こうした調査結果は、ダイエットの大きなヒントになります。

自動車通勤を自転車、徒歩に変えることだけでも、
ダイエットには有効と言えそうです。

参考文献
中村正 マルチプルリスクファクター症候群 総合臨床 50 2001

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