「その商品、本当に飲むだけでやせるの?」


公正取引委員会は、科学的根拠の無いダイエット食品などに対して、
排除勧告を実施し始めました。
それに伴ってコマーシャルで目に付くようになって来たのが、
その商品の使用者が画面に登場し、商品によってダイエットに
非常に効果があったと述べるものです。

これらのCMには必ずと言ってよいほど、
「個人の感想です」
「効果には個人差があります」
「愛用者の感想です」
と言ったテロップが画面の隅に表示、もしくはチラシの隅に小さく
表示されます。

医学的、科学的に「効果がある」と言えるものには
必ずその商品を使用して効果があったと推測されるだけの
統計と理論がなくてはなりません。

これらの表示はその商品が、そのような科学的根拠を持ち合わせて
いないということにはならないでしょうか。

「個人の感想です」など、テロップを入れさえすれば、登場人物の
言葉はどのようなものでも許されるということになっているようです。
今後もこうした表示のある商品には注意が必要でしょう。

公正取引委員会の最初の排除勧告事例を次にご紹介します。
根拠の無いダイエット食品販売と取り締まりは
イタチゴッコとも言えそうです。

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「生活を変えずに理想の体形になった」などと健康食品の誇大な
ダイエット効果を示す体験談を新聞の折り込みチラシに掲載したとして、
公正取引委員会は2日、景品表示法違反(優良誤認)で、
○○○○製薬(東京)に表示の中止を求める排除命令を出した。

昨年11月の法改正で、公取委は広告や表示を裏付ける合理的根拠の提出を
事業者に求めることができるようになった。
○○○○製薬は期限を過ぎても資料を提出せず、
公取委は根拠のない不当表示と判断した。この規定の適用は初めて。

公取委によると、○○○○製薬は昨年11−12月、健康食品「XX・スタイル」
(1セット1万2800円)を紹介するチラシ2020万枚を配布。
航空会社の客室乗務員と称する女性らを登場させ
「自分に甘い私にも簡単にダイエットできた」
「満足度100パーセントのダイエットに成功」などの体験談でPRし、
昨年12月から今年3月にかけ約1億7700万円を売り上げた。 (共同通信)
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