「肥満者には胆石症と胆嚢ガンの発生頻度が高い」


肥満すると血液中の過剰なコレステロールによって
胆のうに石が形成される頻度が高くなります。
胆石を持つ患者さんに胆のうガンの発生する率が高いことも
知られています。

胆石と胆のうガンはいずれも40歳代の肥満した多産の女性に
多いとされています。

胆石による刺激で胆のう炎が誘発され、やがて胆のうガンになる説と、
コレステロールを過剰に含んだ胆汁酸の科学的作用によるとする説などが
有力とされています。

肥満者と同様に、1ヶ月に体重の10%もしくは更に多くの減量を
行うといった過激なダイエットにも、胆石症が多いことも知られています。
ダイエットによる胆石症は、若い年代でも出現することがあります。

誘因が肥満であれ、ダイエットであれ、胆石症があれば
やはり胆のうガンの発生頻度は上がります。

こうした意味でも適正な体重の維持と適度なダイエット(基本的に
1ヶ月2キロ以内の減量)が大切であることがおわかりかと思います。

我々医師が胆石を発見した場合、その患者さんのBMIを知ることや、
過去に急激なダイエットをした経験がないかを聞くことがあるのは
こうした理由からなのです。

●サイト内関連ページ

胆石