「リバウンドに対処する行動療法」


行動療法は肥満の治療に有用な方法として
広く用いられています。
欧米でも、中等度肥満までの治療としては最有力な
治療法とされています。

減量が達成されても、ほぼ100%の方に
リバウンドが起こると言えます。
今回はリバウンドが来た場合に用いられる「再発防止法」を
簡単にご紹介します。

1)体重がある一定以上に達した場合、グラフ化体重日記を再開する。

 グラフ化体重日記は、毎日口に入れたものをすべて記載し、
 毎日の自分の行動や感情などを書き記して自分の問題点を
 認識して行く方法です。(自己監視法)

2)運動、音楽、趣味などのストレス解消法を積極的に行う。

3)グループ治療の中での相互支援

 友人、家族、同僚やインターネットの仲間などによる支援など。
 これら周囲の人による「社会的サポート」は減量には非常に
 大きな役割を果たします。

4)医師、栄養士などとのコンタクト

 医師などによる介入は、減量の成功に有用です。

こうした再発防止法と同時に、人間関係や社会生活を良好に
保つことも減量、リバウンド防止には大切な事柄です。
人間関係がうまくいかないために過食などが起こることも
多く見受けられます。

上記と平行して「つきあい」というものが、減量を阻止してしまうことも
まれではありません。

1)食事や宴会をうまく断る練習
2)相手の感情を害さず自分を表現する練習
3)緊張、不安時の自分のふるまいの練習

これらは「社会技術訓練」と言います。

このように行動療法にも様々な様式がありますが、上記に
照らし合わせて、皆さんも社会生活における自分の行動の中で
「いけない行動」
に気付かれる点はありませんか?

ただ食べ物を工夫するだけではなく、こうした視点から
見直すこともダイエットのコツと言えそうです。

参考文献 「肥満治療ハンドブック」蒲原聖可ら 医学出版社 2001

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