「体重減少性無月経」


急激なダイエットでの体重減少による無月経は臨床的によく
見られる症状です。
3ヶ月から1年の間に体重の10%以上を
減量した場合のものを体重減少性無月経と呼びます。

この多くはエストロゲン分泌も無くなる第2度無月経と言われています。
この無月経が6ヶ月以上継続すると骨粗しょう症が起こって来ます。

特に若い時期に人間は骨塩を蓄積して行くのですが、
この時期にこうした急激なダイエットを行ってしまうと
若い時期から骨粗しょう症が発症します。

実際、痩せの増加とともに骨粗しょう症による大たい骨頚部骨折
(もっとも多い寝たきりの原因となる骨折)はこの10年で倍増しています。

若い時期、ただ一時期だけの急な減量は
こうした危険性をはらんでいるのです。

平成10年度の国民栄養調査によると、BMI18.5以下の
「やせ」の割合が、15歳から29歳までの女性の20%を超えています。

ダイエット志向の若い女性には特に、やせに対する願望が強く、
ダイエットの中止を勧めても「生きがいを奪われる」と考え
「今のままの体重を維持して無月経を治療してください」
という患者さんが多く見受けられます。

無月経の治療は簡単なものではなく、根気が必要となる場合が
多いようです。

体重の10%と言えば60キロの人で6キロ、70キロの人で7キロに
あたります。しかも1年以内に、です。

あなたの減量幅はこれ以内ですか?
それとも過去にもうこうした減量を行ったことはありませんか?

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