「カルシウムや蛋白質の摂取も忘れずに」


整形外科領域の骨の病気に、骨粗鬆症という病気があります。これは骨からカルシウムが抜けて骨がボロボロになる病気で、もちろん高齢者に多い病気です。

若い女性に多いのですがBMI18,5以下の痩せの体型を食事の減量によって維持していたり、急激なダイエットを行うと将来の骨粗鬆症の危険性が高まります。痩せ型の多い現代日本では将来の骨粗鬆症の急増が懸念されます。

極端なダイエットをした患者さんの中には、20代前半でこの病気になってしまった症例もあります。これは極端な例ですが、やはり将来骨からカルシウムが抜けやすい女性は日頃からカルシウムやたんぱく質を食べるように心がけましょう。

この骨が弱くなることによってこの10年余りの間にこれに由来する大たい骨頚部骨折の症例が5万人から9万人に急激に増加しています。今の20歳前後の日本の女性は非常にダイエットに傾倒しているため、この比率は将来激増すると予測されています。現在、日本での寝たきり老人の20%がこの大たい骨頚部骨折によるものです。

ダイエットもただ痩せればよいわけではなく健康的に行きたいものです。