「低脂肪食ってどんな食事?」


米国国立癌研究所による394例の食事指導の結果報告です。これは大腸ポリープの既往のある患者に低脂肪食を食べて再発を防ぐ為の臨床実験です。(こうした病気は脂肪の大量摂取、肥満と因果関係があります。)

脂肪を抑えた食事でも繊維質を多く食べる、野菜果物を多く摂取する方法でも食事の内容に満足できたという結果が報告されています。一日の総カロリーのうち20%を脂質で摂る方法で、それだけでは食の満足感がないので維持が難しいのですが、果物や野菜を組み合わせて4年間の栄養指導を受けた患者のこの食事法への評価は非常に良かったという結果でした。(7キロ程度の減量を目指したのですが、しばらくするとやはり3キロ程度のリバウンドは認められたようです。)

脂質を抑えた場合はこうして果物や野菜でおぎなえば味、費用、全体的健康の評価、買う時の煩雑さ、至福度、生活の満足度が不満なく過ごせたとも述べています。
(Analysis of Behavioral Medicine)

このように一日の総カロリーの20%でも「低脂肪食」と呼ばれる現在、これ以下の脂質に抑えると栄養的にも問題がありそうですし、食事に対する満足感が無く継続が難しくなる事も考えられます。

日本でも肥満治療には脂質20−25%が推奨されています。
(最近30−35%でも減量できるという報告もありました)

人間は脂質からのエネルギーを中心として生活しています。脂質を単にアブラ物は肥ると考えて制限する事が成功につながるとは限らない事がダイエットにも言えそうです。