「炭水化物の摂取量」


これについては内外で多くの議論があるところです。炭水化物の摂取は55%程度が日本では推奨されているのですが、昔の和食は70%ほど摂取しています。

ご飯などを一日の総カロリーの7割も食べていた時代の日本人が、世界一の長寿国でありその時代は糖尿病や肥満が少なかった事も事実です。

欧米でもこのような日本人の食事を見習って、炭水化物の摂取量を日本と同じ程度にして肥満や糖尿病を防ごうとした時期もあります。しかし、欧米人と日本人の人種の違いからかあまりうまく行かなかったようです。

これが欧米と日本の食事指導内容の違いに現れています。「欧米では現在このような炭水化物比率で食事指導をしている。」という事項は日本人には当てはまりません。減量指導は人種によってかなり違うようです。

炭水化物を制限すると、あとのカロリーは脂質かタンパク質で補わなければいけません。しかし必要以上の高タンパク食は骨のカルシウムを逆に減少させてしまいます。これも骨粗しょう症を助長するので問題です。

すると残るのは高脂質食しかないという事になってしまいます。脂質の過剰が問題になっている現代にこれはいかがなものでしょう。勿論、総カロリーを抑えれば高脂質食でもダイエットは可能ですが。

ダイエットは一生を通じた努力が必要で、一生続けられる食事方法の中から選ぶ方が良いのは自明の理です。治療が必要で減量中の方は別として、あなたのダイエットメニューは一生続けられる食事内容ですか?
外国の研究者が注目したのは貴方が現在食べている和食ではなく、貴方のおじいさんおばあさんが食べていた時代の和食です。