「脳機能と肥満」

日本の肥満治療ではトップクラスの実績と論文を数多く
発表されている大分大学第一内科の論文からご紹介します。

減量に有効なヒスタミンの食欲抑制作用についての論文です。

食欲抑制、もしくは過食は脳に伝わるレプチンという
液状蛋白が非常に大きな影響を果たします。
このレプチンが食事をすると分泌されて食欲抑制の中枢に
作用するわけですが、肥満者はこのレプチンのシグナルを
受け入れる受容体に異常があると言われています。
更に、肥満遺伝子の働きなどによりリバウンドの現象が
強く出てしまいます。

L-histidine(HSD)という物質から体内でヒスタミンが合成されます。
HSDはマグロやイワシに非常に多く含まれていますが、これが
体内に入るとヒスタミンに変わります。
ヒスタミンは食欲を抑制します。この理由として以下の事が
言えるそうです。

1)HSDそのものの投与で視床下部神経ヒスタミンの含有量が増加する。

2)HSD投与で交感神経の活動が活性化して脂肪分解が促進する。

3)HSD投与によりレプチン抵抗性の肥満ラットも体重が減少する。

やはりダイエットにはイワシ、サバ、マグロなどの魚の摂取が
必須だという事が良くわかります。

参考文献 「脳機能からみた肥満治療の展望」
大分大学第一内科 深川光司ら 「肥満研究」 Vol 7 No 3 2001

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